複数の韓国メディアは11日、三菱航空機が開発するジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が同日初飛行に成功し、「中国に続いて世界の旅客機市場に挑戦状をたたきつけた」と伝えた。
記事は、国産旅客機が飛行に成功したのは1962年のプロベラ旅客機「YS―11」以来、半世紀ぶりだと紹介。今後の「日本の航空産業に復活の道を切り開いた」とし、「MRJ」が世界の小型ジェット機市場の覇権を担うことになるかもしれないと伝えた。
中国でも2日に、中国の商用航空機(COMAC)が、中・大型旅客機「C919」の出荷記念式を開き「A(エアバス)・B(ボーイング)・C(中国商用航空機)時代の幕開けだ」と発表。中国と日本が旅客機市場へ一足先に乗り込んだと伝えた。
一方記事は、韓国は日本や中国とは異なり、旅客機市場へ一歩も踏み出せずにいる。韓国の旅客機開発事業は、20年以上宙に浮いたままとなっていると指摘。1993年に金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が在任していた時代に「新経済5カ年計画」として中型航空機開発計画を推進したが、共同開発国であった中国が手を引いたため、事業が中断されたという。それから2013年にはいり、大韓航空と韓国航空宇宙産業(KAI)などで構成されたコンソーシアムがカナダのボンバルディアと共同で小型旅客機の開発に乗り出したが、ボンバルディアが経営悪化を理由に事業から撤退し中断を余儀なくされたと伝えた。
韓国の航空機製造業界関係者は「過去において、韓国企業が海外企業と共同で中型ジェット機を開発しようとしたが、政府が安全保障などを理由に承認せず、開発を放棄したことがある」とし「政府が航空機開発のための実質的な計画をたてなければならない」と述べたと報じた。
「MRJ」はすでに、407機(受注キャンセル可能も含む)の受注を国内外の航空会社としており、契約を済ませ納入する予定であるという。しかし、初飛行が成功したといっても、試験飛行の時間や航空当局の安全性審査などを受ける必要があり、乗客を乗せての就航にはまだ時間がかかる。
今後、5機の製造の上、型式証明受領と性能実証をする必要があり、今回の飛行データをこの実証機に入れ込む必要があり、これが大変だと言われているのです。
また今回は1時間だけの飛行であり、かつ通常飛行する高度を飛行しておらず、今後試験飛行で徐々に高度を上げていくことになるのでしょうが、くぐり抜けて行くべき関門はいくつもあり、とても気を抜けない状態にあります。
日本の技術力で型式証明や性能実証は、可能だと思うが、最大限の努力をしてほしいものである。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年11月15日日曜日
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