ロシアのラブロフ外相は二十七日、両国間の短期滞在者向けのビザなし渡航を一月一日から停止すると発表した。近くトルコに対する包括的な制裁措置を公表する見通しだ。
トルコ産食品や農産物を全面禁輸するほか、ロシア産天然ガスをトルコ経由で欧州に供給するパイプライン「トルコストリーム」の建設計画やトルコ南部での原発建設を中断する可能性がある。ロシア国内でのトルコ企業の活動やトルコとロシアを結ぶ航空便の運航、トルコ船の入港の制限も検討している。
ロイター通信によると、トルコのエルドアン大統領は二十七日の演説で「ロシアは火遊びはやめるべきだ」とプーチン政権を批判。パリで開かれる国連気候変動枠組み条約第二十一回締約国会議(COP21)の場を利用した首脳会談を、プーチン大統領に申し入れた。
エルドアン氏は二十五日以降、電話会談を申し入れてきたが、プーチン氏は拒否を続けてきたという。ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は二十七日、「トルコには初歩的な謝罪の準備もないようだ」として首脳会談の開催に否定的な姿勢を示した。
ロシア軍は二十六日、トルコ軍と接触を中断。新型地対空ミサイルシステムをシリア北部に配備し、軍事的な緊張が高まっている。
市民の間でもトルコに対する感情が悪化しており、二十五日には数百人の群衆がモスクワのトルコ大使館前に集まり、一部が投石する騒ぎとなった。 東京新聞より
ロシアの強硬姿勢が弱まることはないだろう、ある話しでは、トルコ領空内ではなくシリアの領空内で撃墜したという。トルコ数十回警告をしていたが、最終的に撃墜されたようである。
ロシアはNATOとの対決は避けたいいう思いは強いだろう。そうなれば第3次世界大戦になる。
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