2015年11月10日火曜日

MRJ試験飛行

国産初のジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」を開発する三菱航空機は10日、初の飛行試験を11日に行うと発表した。開発の本格化から約7年半。巨大プロジェクトは大きな節目を迎える。

11日の午前中にも、愛知県豊山町県営名古屋空港を発着して、1時間ほど飛行する計画。遠州灘能登半島沖との間を往復し、上昇や下降、左右への旋回といった基本性能を確認する予定だ。

飛行試験の開始は、当初計画から4年以上遅れた。設計の変更や部品調達の遅れなどが影響した。直近ではコックピット内のペダルに問題が見つかり、10月下旬の予定を2週間先送りしたが、ペダルの改修が終わり、10月末には国土交通省から飛行許可が出た。滑走路での走行試験でも、離陸時に近い時速220キロに達し、初飛行の準備が整ったと判断した。

三菱航空機は、初飛行の様子をウェブサイト(www.flythemrj.com/j)で生中継する予定。一方、名古屋空港は、航空ファンが殺到して空港運営に影響が出ないよう展望デッキを閉鎖する。
 初飛行の後は、5機体制で日米で飛行試験を続ける予定。必要な改善を続け、主な販売先である日米欧で安全証明を得る構えだ。航空会社への納入開始は、2017年春をめざしている。
朝日新聞より

MRJの試験飛行の成功を祈る。さらに、大型の旅客機の開発に力を注いでほしいものである。

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