ミャンマー上下両院総選挙、8日投票で変革を掲げた国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏が国民の期待を一身に集める結果となりました。民主化、教育、医療、賃金引き上げなど、国民の期待は様々。一方で軍の政治関与を制度化している現憲法でどこまで変革が実現するか、国民の不安も交じります。
現政権は政治囚の釈放、メディアの自由化、労働組合の合法化の変革を推進してきました。経済成長率も10%近くを維持するなど実績を訴えてきました。
一方で教育改革を求めてデモ行進を繰り返した学生を拘束したり、軍を批判した記者を逮捕・投獄したりする事態も相次ぎました。
ミャンマーは統制経済が続いたミャンマーで、1990年からは市場経済導入が本格化しましたが、軍が100%出資する持ち株会社が収益性のある事業の多くを政府から獲得。軍、政府高官、それに繋がる事業家らが栄える一方で、国民の生活向上はありません。
1990年の総選挙でNLDが80%の議席を獲得したが軍政が政権移譲を拒否。弾圧を受けながら民主化活動を続けてきました。2012年の総選挙でも45議席中43議席を獲得し国民の支持は揺るぎませんでした。
変革には時間がかかるが、すぐに成果が上がるとは思い込んではいけないと思う。軍を統制する強い政権と憲法の改正を行う必要がある。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年11月13日金曜日
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