関西電力は電力不足で停電させなければならない事態に備えて、スムーズに計画停電を進めるシステムを導入することを決めた。電力が不足する時間帯や量に応じて、自動的に停電エリアが決まる仕組みで、今月中に開発に着手し、2013年5月の完成を目指す。
あらかじめ管内を地域別に8グループに分け、1日6グループが順に2時間ずつ停電するローテーションを作る。そのうえで、天候や需要動向から電力不足が懸念される場合に、前日午後5時までに翌日の電力の不足量や時間帯を予測し、自動的に停電させるグループを決定。当日は停電2時間前の需給予測に基づいて停電実施について最終判定する。送電を止める変電所への指示も自動的に出る仕組みだ。住民にわかりやすいよう住所単位で停電エリアを特定し、規模の大きな病院や鉄道は停電対象から除外することもできるという。
昨年、東京電力が実施した計画停電では、手作業で変電所からの送電を止めていた。停電の予定が二転三転したうえ、停電させた範囲が分かりにくく混乱を招いた。関電も停電させる場合にはこれまでは手作業で判断し、操作する必要があった。社内連絡は電話やFAX頼みで、情報が混乱する恐れもあったが、新システム導入で情報共有が容易になり、顧客からの問い合わせにも正確に応じられるという。朝日新聞より
関電は計画停電は既成事実であるかのごとく着々と準備を進めている。システムの完成は13年5月ということは、今年の夏はこのシステムは使わないということになり、手作業で輪番式に停電させるのだろうか。1日2時間の停電である。2時間の停電と行っても、停電された日は、生産はストップする。再生産の稼働に時間がかかるからである。
前にも書いたが、他の電力会社から電力を融通したり、節約をしたりすればしのげるのではないかと思う。シンクタンクの提言からもいくらぐらいの電力不足が発生するのかという情報を開示しなければいけないと思う。
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