最近、時々我に返って思うのだが、僕は一般の主婦がやることぐらいこなせるなぁと。家庭料理(最近のおしゃれな横文字の料理は除く)掃除、洗濯、健康管理、具体例を挙げれば、魚をさばいて刺身を作り、ウナギもさばく。庭木の枝切りや、刈込、ビルの清掃、病人のおむつの交換、食事介助などアルバイトとして料金を頂けることまでやれる。
現在は福祉施設で雑務や送迎のバスの運転手など10年以上勤務している。おかげで自分自身の健康管理も万全で、10歳ぐらい若く見られている?
しかし、何でこんなに器用なんだろう。ふと思い出したのが、十数年前に、女房に「私がいなくなっても何でもできるようにと、老後は苦労するよ」と言われたことだ。以来、時にはおだてられ、時には幼児を教育するように褒められながら、ついでにヘルパーの資格まで取らされ、いろいろやらされた結果だろう。
これで僕の老後は安泰だろうと思いながら、いまだに口うるさく指導されているのではと感じる時がある、それでも「女は年を取るとうるさくなるものだ」と、気楽にお付き合いさせていただきますよ。かあちゃん!これからも頼むぜ。
この手記は毎日新聞に掲載された文書で、私が勤務しているM(73歳)さんの手記です。本人の了解をいただいてブログに掲載させていただきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿