2015年6月19日金曜日

ギリシャ財務相がユーロ圏を批判

ロイター通信は、ギリシャのバルファキス財務相は18日、ユーロ圏がアクシデントを容認する心理状態に危険な程近づいていると述べ、公的債務に自動的な上限を発動するギリシャの提案がこの日の財務相会合で協議されなかった事を批判した。
同財務相は、残された時間は多くないとしながらも、相互互恵な解決を見いだす時間はまだあると指摘。ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性についての質問に、そうしたことは考えたことはないと述べた。
同相は、改革に前向きな姿勢を示すため、予算執行を監視する財政委員会を設置する案を提示したが、財務相らは協調に否定的だったという。
ギリシャにとって最悪のシナリオは何かと質問され欧州は将来に向けた重大な岐路にあり、我々は解決に向けて取り組む責任がある。その点で悲観的な結末については考えたくないと述べた。
欧州中央銀行から270億ユーロ(307億ドル)のギリシャ国債を買い戻す資金をユーロ圏が提供すべきだとする、ギリシャの提案に改めて言及し、全ての危機の解決に繋がると指摘した。
預金流失に直面するギリシャ銀行が22日に営業出来ない可能性は否定した。
時間が切れになれば、ギリシャはデフォルトに陥る事になる。前にも書いたが、中国やロシアが支援する可能性高い。その担保としてギリシャの湾施設を軍事基地として提供するのではないかと思われる。そうなれば地中海は、中国、ロシアが艦船がヨーロッパを睨むことが可能になる。

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