京大の医学研究科の研究グループは、新しい細胞移植法を開発、音を聞き取るための脳の聴神経を再生することに成功しました。この研究成果は米国科学アカデミーの紀要に掲載されました。
移植された細胞の多くが死んでしまう問題は、中枢神経特有の性質が関係していると考えられます、中枢神経細胞が死んでいくと、瘢痕組織が出来てしまい、瘢痕組織は硬い組織なので、移植された細胞はこのような過酷な環境では生き延びることは出来ないとされてきました。
当初の研究では細胞移植を採用し、細い注射針で神経細胞に刺して、細胞内に神経内部に注入してきましたが、注入された細胞は数週間で死んでしまいました。ところが偶然に神経表面に漏れ出た細胞が、自力で神経内に入り込み生き延びる現象を発見しました。細胞を神経内に注入することをしないで、表面に置くことにし、これを表面移植法と名付けました。その実験の結果、表面移植された細胞は、瘢痕化した神経内に次々と入り込み瘢痕組織を利用しながら形を変えつつ、長期間にわたり生き延びました。3ヶ月後にラットに音を聞かせると聴神経の機能が改善している事が明らかになりました。医学研究科研究生、研究グループより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年6月19日金曜日
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