2015年6月12日金曜日

中国世界の工場終焉

中国メディアは、世界の工場と称されていた中国であるが、多くの工場が存在する広東省で多くのメーカーが倒産している。東南アジアとの人件費が10倍にも広がる業種も出はじめている。
広東省で電線を製造する企業の経営者の話しでは、経営環境は極めて厳しいと話している。一部の統計では2013年から14年にかけて約3000社が倒産したと紹介し、倒産した40%は電子計記メーカーであり、20%はプラスチック製品メーカー、10%は金属製品メーカーだったと紹介している。
この10年程で製造業の高度化をに向けた取り組みを進めているが大きな成果は出ていないという。経営を圧迫しているのは、人件費の高騰で、国が最低基準と残業代の基準を決めたことで、企業の人件費が高騰している。
さらに、人件費高騰に伴い、日本企業や韓国企業などが東南アジアに工場を移転させていてベトナムでは1ヶ月の人件費が1000元(2万416円)で広東省では1ヶ月あたり人件費は4000元(8万1600円)になっていると報じている。
服飾製造業の経営者は、一般の労働者は5000元(10万2080円)、技術力のある労働者は8000元(16万3000円)に達している。バングラデシュでは、400元~500元(8166~1万200円)で人件費が10倍もの開きがあると述べている。

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