2015年6月21日日曜日

ロシアとギリシャ関係強化

ロシアとギリシャの両エネルギー相は、ロシア産の天然ガスをトルコ経由で輸送するパイプラインの建設にギリシャも参加する事で、基本的に合意した。プーチン大統領とチプラス首相も会談し、両国の経済関係強化で一致しました。
ギリシャはロシアとの関係強化でEUを揺さぶる狙いがあるとみられ、ロシアはギリシャを取り込むことで、対ロ制裁に対してEU各国の足並みを乱す狙いがあると見られます。チプラス首相はロシアのサンクトペテルブルグで開かれた国際経済フォーラムの中、債務問題を巡りEUが実施を求める緊縮策は無意味だと改めて批判。EU側は傲慢になるべきではないと指摘しています。さらに、経済制裁の悪循環を断ち切るべきだとして、EU・ロシア間の関係改善を求めました。
ギリシャは今月30日にIMFへ多額の債務返済でデフォルトに陥る可能性が高く、ロシアがギリシャに対して金融支援に動く可能性も出はじめています。
ロイター通信は、ロシア副首相が19日、ロシアメディアのインタビューでギリシャの債務問題でいかなる解決策も支援すると表明。金融支援が必要ならばその問題についても検討すると述べています。ロシアが金融支援を行えば、担保として、ギリシャの港湾施設はロシアの軍港として提供され、地中海を自由に航海することが出来る。ヨーロッパに取っては脅威となることだけは確かである。

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