2015年6月21日日曜日

韓国、5重苦の直撃

韓国経済は、生産、消費、投資、輸出、不振に加え、中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大という、5重苦に見舞われている、韓国のシンクタンクも経済成長の予想を2%台に下方修正するなど、景気対策が急務になっている。専門家はレームダック(死に体)化した朴大統領政権の指導力が後手後手に回っていることに警鐘を鳴らしている。
韓国のシンクタンク、金融研究院は今年の経済成長率を3.7%~2.8%に大幅に修正した。他の主要研究機関も2%台に成長率を下方修正している。MERSの長期化や家計負債の急増など消費を萎縮させるという分析で、3%の成長率は大きく覆された形である。
MERSが影響で夏までに続いた場合、国内総生産(GDP)の損失額は2兆2190億円に達すると分析している。
スーパーや百貨店、映画館、レジャーなどの売り上げが大幅に落ち込み、中国の観光客の激減により業績の悪化が見込まれる。生産、消費、投資、輸出が不振の中、MERSによってトドメをさされたような形である。この重い責任は朴大統領にあると同時に、MERSの初期対応についても病院名の未公表がMERS感染を広げたと批判している。

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