2015年6月22日月曜日

国債の金利上昇の危機

朝日新聞は野口教授とのインタビューを掲載していますが、以下の部分をしっかり認識しておくべきだと言えます。
 
「もう一つ重要なことは、(金利が上がれば)政府の利払いが増えることだ。国が発行する新発債と借換債の利払いは、国債金利が上がれば増える。今一般会計の国債費の利払いは10兆円くらい。
最近の10年国債の利回りは0・5%程度だから仮に2%くらいになったら4倍の40兆円くらいになる。
しかも、市場金利が上がってから4、5年で既発債の金利はおおむね上昇後の金利に入れ替わってしまう。それはとうてい日本の(財政は)耐えられないだろう」

わずか2%に国債利回りが上がっただけで年間40兆円にもなり、税収である56兆円のほとんどを食いつぶしてしまうと指摘しているのです。

アメリカの10年国債利回りは2%台であり、その水準になるだけで日本の財政は維持できないとしているのです。
日本国債の格付けは今や先進国とは言えない低水準になっていますが、誰も真剣に考えようとはしません。
一旦危機が起これば、怒涛の国債暴落と円暴落、そして資金流出になりますが、その時の備えを誰もしていません。

国債利回り2%で日本は破たんする危機となりかねないのです。
                                         NEVADAのブログより

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