2015年5月3日日曜日

中国のGDPは水増しか

中国国家統計局は、4月29日に第一四半期の、31省・市・自治区のGDPを発表した。公表された中国全体より地方の合計が上回るという、矛盾した統計になっている。地方政府が虚勢を張るため統計を水増ししたようである。中国のGDPの信憑性の欠如が明らかになった。地方のGDPの合計は、日本円で274兆7000億円であったが、中国全体のGDPは270兆806億円で、4兆6194億円の差が出ている。
地方政府は形式だけに固執し、データを水増しされているという。中国経済成長率も7%と発表しているが、ウォール・ストリート・ジャーナルよると、経済成長率も水増し誇張されていると、シティーバンクの報告書を報道している。
中国国家統計局はこのGDPの不一致を認識しながら訂正しない、統計そのものの信憑性が欠けているとほのめかしているようなものである。
中国では、数字が良ければ出世が出来る社会で、地方政府の高官はGDPが高ければ出世も出来るという、今の地位を確保したければGDPも水増ししてでも維持しなければならない。共産党政権は高いGDPでその合法性を維持していく狙いがあるという。
賄賂がものを言う中国では当たり前なのかも知れない。腐敗撲滅運動をしているが、賄賂がなくなる事はないのではないかと思う。習近平の一族も重大な懸念が浮上している。権力基盤を揺るがしかねない事になりそうである。

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