2015年5月29日金曜日

ユーロ圏離脱か

ドイツのドレスデンで主要国(G7)財務相・中央銀行会議で、ギリシャ危機が暗い影を落としている。世界経済の回復状況に懸念が広がる中、一方で国際通貨基金(IMF)の専務理事がギリシャがユーロ圏から離脱する可能性あると警告した。
ギリシャ問題は公式議題になっていなかったが、来週に支払期限を迎えるギリシャ危機に対する政策担当者の関心は高い。
国際通貨基金(IMF)の専務理事はドイツの新聞社の取材に応じ、ギリシャがユーロ圏を離脱してもユーロ圏は崩壊しないとの見解を示した。
ギリシャがデフォルトしても、債務の大半はユーロ圏の各国政府が保有しているしているため、金融市場への影響はないと指摘する。
米政府はリーマン・ショック破綻で引き起こした危機を想定した向きは殆どないと指摘し、そうした、無頓着に対して警告を発している。
ギリシャ政府は債券団と合意書策定したと表明したが、欧州当局者は、希望的観測と否定した。欧州連合(EU)高官は、国際通貨基金(IMF)に対する返済期限の6月5日迎える中、ギリギリまで協議を続けるという。

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