【3月3日 AFP】モンゴルの首都ウランバートル(Ulan Bator)で、約200年前に生まれた仏教の僧侶と思われるミイラが発見された。地元メディアの報道によると、このミイラは、ミイラを盗掘し、売却しようとしていた男から押収されたという。

ミイラの調査に当たっている、仏教美術の著名な芸術家で高僧のG・プレブバット(G. Purevbat)氏によると、このミイラはサンジジャブ(Sanjjab、1822~1905)と呼ばれる高僧の「即身仏」と考えられているという。

このミイラは、同国中西部アルハンガイ(Arkhangai)にあるソドノムダルジャ(Sodnomdarjaa)と呼ばれる山の仏塔に収められていたが、盗掘被害に遭っていた。

またプレブバット氏は、最終的にミイラは元の仏塔へ戻される予定だが、二度と盗掘被害に遭わないよう当局が施設の改良を計画していると話している。