2017年5月24日、韓国・ニューシスによると、ミサイル発射実験など北朝鮮による挑発が続く中、米国の軍事専門メディアが「第2次朝鮮戦争」のシナリオを示し注目を集めている。
米軍事メディア「ミリタリー・タイムズ」は22日、北朝鮮関連の情報や専門家の見解を総合して「米国は、中国の支援を受けて北朝鮮の核による挑発を止める試みを続けているが、このような外交的努力が失敗した場合、朝鮮半島に戦争が勃発することになる」とし、「この場合、米韓両軍の兵力が大規模に動員され、戦争が数カ月またはそれ以上長期間続くことになる」との見通しを伝えた。
またミリタリー・タイムズは、戦争の状況と作戦を示した仮想図を公開、北朝鮮が先制攻撃を行うと想定し、侵攻初日に米空軍基地を攻撃する可能性が高いと分析した。さらに米軍の戦闘機投入を防ぐため、北朝鮮軍が化学兵器を使用する可能性もあると専門家らは主張している。紛争予防などを目的に設立された国際的非政府組織「国際危機グループ」によると、北朝鮮は人類が作った化学物質の中で最も毒性の強い物質といわれるVXガスを含め2500〜5000トンの化学兵器を保有しているものと推定される。
マーク・ハートリング米陸軍退役大将はインタビューで「戦時状況が30日で終わるとみている一部の人々の考えは間違っている」とし、「(戦時状況の)持続期間はそれよりも長く、戦争で数千、数万、さらには10万以上の死者が発生する」と述べている。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「戦争に勝者も敗者もない。政治家の言葉にだまされてはならない」「戦争に参加した者すべてが敗者だ」「第2次朝鮮戦争とは、米国の安全を守るために韓国人に弾よけになれということ」「戦争の終わりとともに朝鮮半島も終わりを告げる。核兵器による放射能汚染で人が住めなくなる」などの意見が寄せられている。
また、「朝鮮半島が起こって得をするのは日本。忘れるな」「戦争になれば日中は大もうけ、南北朝鮮は一文なしに」と日本に言及するものや、「トランプ大統領は追い込まれるほど大きな賭けをするタイプだと思う。弾劾の危機に追い込まれている今、自分以外に関心を向けさせるために北朝鮮を攻撃することも十分考えられる」と、戦争勃発の危険性を心配する声もあった。
レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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