2017年5月29日月曜日

日本海上の米原子力空母、米本土帰還へ

先月から北朝鮮の挑発を抑止するために、日本海で待機中だった米国の原子力空母「カール・ビンソン」(CVN 70)が米本土に戻る。

政府関係者は28日、「カール・ビンソンが韓国海軍との連合訓練を終え、今週中に母港の米カリフォルニア州サンディエゴへ向かう。途中、米太平洋司令部があるハワイに寄る予定」とし「在韓米軍側がこの事実を近く公式発表するだろう」と述べた。この関係者は「米国側が現在の韓半島(朝鮮半島)を危機状況でないと判断をしたと分析される」と説明した。

「カール・ビンソン」は先月9日、豪州訪問日程を取り消して韓半島にすぐに投入されるという報道があり、「韓半島4月危機説」を招いた。しかし韓半島海域展開日程が遅れ、さまざまな憶測が出てきた。結局、先月29日に韓半島海域に入った後、日本海で韓国海軍と連合訓練を相次いで行った。軍の関係者は「カール・ビンソンの東海展開は韓国海軍との連合訓練が目的ではなく、北の挑発を抑止する武力示威の性格」と説明した。

「カール・ビンソン」は1月5日(現地時間)にサンディエゴを出た後、5カ月間にわたり任務を遂行中だった。この関係者は「作戦期間が長くなり、空母の乗組員の疲労がかなり蓄積したはず」と話した。米空母の作戦期間は普通6カ月。

北朝鮮の挑発を抑止する「カール・ビンソン」の任務は「ロナルド・レーガン」(CVN76)に引き継がれる。「ロナルド・レーガン」は16日、母港の横須賀を出港した後、日本近海で哨戒作戦を始めた。

米海軍は「ニミッツ」(CVN68)が来月1日に母港の米ワシントン州ブレマートンを出港すると発表した。朝日新聞は「米国がニミッツを西太平洋に派遣する」と報道した。このために「カール・ビンソン」「ロナルド・レーガン」に続いて「ニミッツ」まで、韓半島周辺海域に米空母3隻が集結するのではという分析があった。

これに対し政府関係者は「まだ米海軍が韓国海軍とニミッツとの連合訓練日程を相談したことはない」とし「ニミッツが韓半島近隣海域を通らず西太平洋を通過し、最終目的地の中東に行くとみられる。これは米海軍のいつもの航路」と話した。キム・ジンヒョン元合同参謀本部戦略企画部長(予備役海軍少将)は「ニミッツは中国が領有権を主張する南シナ海一帯を通過する『航行の自由』作戦に投入される可能性がある」と述べた。  yahooニュースより

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