2017年5月29日月曜日

米パロアルト研CEO「IoTは破壊的変化もたらす」

デジタル分野の技術や展望を議論する「世界デジタルサミット2017」(日本経済新聞社・総務省主催)が29日午前、イイノホール(東京・内幸町)で開幕した。「IoTが拓くイノベーションと成長」と題し、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」をテーマに30日まで討議する。

講演するパロアルト研究所(PARC)のトルガ・クルトグルCEO(29日午前、東京都千代田区)
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講演するパロアルト研究所(PARC)のトルガ・クルトグルCEO(29日午前、東京都千代田区)

講演で米パロアルト研究所のトルガ・クルトグル最高経営責任者(CEO)は、「IoTはまさに破壊的な変化を人類の未来にもたらす」と述べた。同氏はIoTの普及によって「将来は物理的世界とデジタルの融合が進む」と話した。例えば「500万個のデバイスがつながり、そこから数千万ドルのビジネスが生まれる」と述べた。

講演ではIoT関連の研究事例も紹介した。JR東日本と共同で、電車が故障する前に異常を教えてくれるアルゴリズム(計算方法)を開発。米ゼネラル・モーターズ(GM)とも、電気自動車向けの電池に内蔵するセンサーを共同で開発している。

パロアルト研究所は1970年に米ゼロックスの研究部門として発足。米西海岸シリコンバレーを拠点にオープンな組織として企業の研究開発を後押ししている。 日経新聞より

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