近年、目覚しい発展を遂げている中国は現在、世界第2位の経済大国だ。経済成長と同時に、中国人の生活水準も大きく向上しているが、そんな中国人から見たら、先に経済発展を遂げた国はどのように映っているのだろうか。
中国メディアの今日頭条は20日、世界の先進国として日本と英国を事例に挙げ、「日英両国は中国人が想像しているよりはるかに発展した国だ」と論じる記事を掲載した。
記事は、日英両国はともに非常に成熟した国であり、特に英国は歴史ある資本主義の国家であると紹介、「経済力や工業力の分野では日本にかなわない」と紹介しつつも、社会保障や民主主義、人権などの分野では「英国のほうが日本より優れている」と論じた。
続けて「文化」についても取り上げ、「英国が世界の文化に与えてきた影響は大きい」と紹介、自国の文化に大きな誇りを持つ中国人だが、近代における英国の文化的影響力は中国に遜色ないものであり、文化面でも中国は英国を軽視することなどできないと論じた。また経済面についても、日本も英国も国土こそ小さいが、日本は国内総生産で世界第3位、英国は世界第6位であることを伝え、国土の大きさで国力を測ろうとする傾向のある中国人に対して「日英両国は中国人が想像しているよりはるかに発展した国だ」と論じた。
記事が指摘しているとおり、日本も英国も国土の広さは中国よりはるかに劣る。また、人口の規模についても中国が日英を圧倒しており、急激な経済成長もあって中国人は自国に対してますます自信を深めているようだ。だが、記事が「日英両国は中国人が想像しているよりはるかに発展した国だ」と指摘しているのは、中国では国土の大きさを大国の条件に挙げる人が多く、日本も英国も国土という点から見れば小さい国だからだろう。
それでも日本や英国が国の制度や文化、経済で中国を上回る質を持つことは、「国土の大きさ」を大国の条件とする中国人の見方に疑問を投げかける事実であると言えよう。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年5月26日金曜日
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