2017年5月27日土曜日

クリントン氏、大統領弾劾の可能性に言及 母校卒業式で

昨年の米大統領選で敗れた民主党候補のクリントン元国務長官は26日、母校のウェルズリー大学(マサチューセッツ州)の卒業式で演説を行い、「ロシア疑惑」で追及されるトランプ大統領が弾劾(だんがい)される可能性に暗に言及した。トランプ政権の予算案を「弱者に対して考えられないぐらい残酷だ」とも批判した。
 
クリントン氏は自身が卒業した1969年当時を振り返り、ニクソン氏が当選した前年の大統領選の結果に「我々は怒り狂っていた」と回想。「彼は自身を捜査する人物をクビにした後、司法妨害で弾劾に直面し、不名誉のうちに辞任した」と指摘した。

トランプ氏も、ロシアとの関係で側近を捜査していた連邦捜査局(FBI)長官だったコミー氏を突然解任している。大統領弾劾の可能性に触れ、学生らから喝采を浴びた。さらに、「権力にある人が独自の事実を作りだし、疑問を唱える人を攻撃する。これは自由な社会の終わりの始まりだ」とトランプ氏を批判した。 朝日新聞より

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