核兵器および弾道ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、中国はさらに圧力を強めつつある。
米国のティラーソン国防長官は27日に放映された米FOXテレビの番組で、「中国は北朝鮮にこれ以上の核実験を行わないことを要求しており、もし行えば独自制裁を課すと聞いた」と明らかにした。
一方の北朝鮮は、国内向けの政治講演会で中国批判を強めていると、平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。
情報筋によると、国家保衛省(秘密警察)が人民班(町内会)を対象にして行う政治講演会で、中国は「統一を阻害する破廉恥な国」などとして、激しく批判している。
「統一を阻害する国」というのは、北朝鮮が米国を非難するときに常用してきたレトリックだ。米国が朝鮮半島の南半分を占領しており、北朝鮮を敵視して侵略戦争の演習を繰り返しているから統一を成し遂げられずにいる、との論理だ。
このようなレトリックを、友好国の中国に対して使うのはきわめて異例だ。
これまでにも北朝鮮は、中国批判をしてこなかったわけではない。北朝鮮メディアは名指しを避けつつも、国際社会の制裁に同調する中国を批判している。また、国内の思想教育の場では、名指しして中国批判を展開している。
しかし、米国と同等の批判を行うのは前例のないことで、話を聞いた人々は困惑している。
中には「首領様のお誕生日会(15日の太陽節)に誰もこなかったから怒っているんじゃないのか」との反応を示す人もいたが、ほとんどは「たった一人の友だった中国が米国と手を組んだら、わが国は一巻の終わりだ」などの感想を漏らしているという。
かつて行政機関の幹部を務めていた脱北者は、「金正恩は『中国は絶対に我が国を見捨てない』ということをよくわかっており、後に融和策に転じれた際に『我々の断固たる姿に中国も屈服した』という宣伝を行うため、今のうちから国内に強い姿勢を示す戦略を取っているのだろう」と分析した。デイリーNKより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年4月30日日曜日
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