2017年4月28日金曜日

レーニンの遺体埋葬法案

ロシア革命を主導したレーニンの遺体を現在安置されている赤の広場からレーニン廟から移して墓地に埋葬するための法案がこのほどロシア下院に提出され、議論を呼んでいます。廟は1924年に死去したレーニンの遺体を永久保存しているもの。レーニン妻クルプスカヤ氏が反対しましたが、スターリンが推進し、ソ連共産党の歴代指導者が政治利用してきた歴史があります。今も観光客などに公開されています。

20日に法案を提出したのは与党の統一ロシアと極右の自由民主党の一部の議員。現地メディアによると、提案者の一人、ソシエフ議員は、国民の多数が遺体を埋葬する事を望んでいる。ロシア革命の今年、レーニンに敬意を払いながら埋葬すべきだと語りました。

ロシア正教会は、以前から埋葬を主張しています。

一方、ロシア共産党はロシア革命100年に、人々を混乱に陥れる挑発は避けるべきだと反対を表明しました。

3月に実施されたレバダ・センターの世論調査によると、今でもレーニンを肯定的に見る人は56%でした。親族が眠るサンクトペテルブルクの墓地に埋葬すべきと答えた人が26%、ソ連の歴代指導者の墓があるクレムリンの壁に埋葬すべきだと答えた人が32%。レーニン廟に残すべきだとした人は31%でした。

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