2017年4月29日土曜日

中国武力衝突の危険

中国の王外相は26日、朝鮮半島情勢について、いつ武力衝突が起きてもおかしくない大きなリスクがあると警告しました。戦争になれば、深刻で想像を絶する結果がもたらされると強い危機感を表明しました。

訪問先のベルリンで行ったドイツのガブリエル外相との会談後の共同記者会見で語りました北朝鮮の核活動を停止させなければならないと強調する一方、合同軍事演習などで北朝鮮を牽制する日米韓にも自制を求めました。

米太平洋軍のハリス司令官は26日の下院軍事委員会で、南シナ海の係争海域で米軍艦船を送る航行の自由作戦について、近く実施することになるだろうと証言しました。対象海域や時期は言及しませんでした。

米軍は昨年10月、中国が実効支配する南シナ海のパラセル諸島沖で同作戦を行いました。南シナ海の係争海域で実施すれば、トランプ政権発足後初めてと見られ、中国の反発を招く可能性が高い。

ハリス司令官は、北朝鮮問題では中国の対応を評価し、一層の協力を促すべきだとしつつ、南シナ海での攻撃的で威圧的な動きは批判すべきだと指摘。北朝鮮問題での対中連携と、航行の自由作戦は並行して進めることができると強調しました。

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