2017年4月26日水曜日

「米攻撃の核兵器は常に待機状態」北朝鮮人民武力相、軍85周年大会で

北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年を祝う中央報告大会が24日、平壌で行われた。朝鮮中央通信が伝えた。

同通信によれば、大会では朴永植(パク・ヨンシク)人民武力相が演説し、軍を創建した故金日成主席と、その後継者である故金正日総書記、金正恩党委員長の業績を称賛。

そのうえで「今、朝鮮半島には米帝とその追随勢力の狂気じみた侵略戦争演習騒動によって最悪の核戦争勃発の局面が生じている」としながら、米国が軍事的冒険に出るなら「強力な核先制攻撃で侵略の牙城を地球上から完全になくしてしまい、祖国統一の歴史的偉業を必ず成し遂げる」と強調した。

一方、朝鮮中央テレビが録画放送した演説場面で、朴氏は「米帝と追従勢力を無慈悲に打ち負かす超精密化、知能化された打撃手段」がすでに「実戦配備」されたと主張。また、「アジア太平洋地域の米帝侵略軍の基地と米国本土を照準に収めた核攻撃手段は現在も常に発射待機の状態にある」と述べている。

大会には、金永南(キム・ヨンナム)、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、朴奉珠(パク・ポンジュ)、崔龍海(チェ・リョンヘ)の各氏をはじめとする党・国家・軍隊の責任幹部、平壌市内の党中央指導機関のメンバーらが参加した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮人民軍創建85周年慶祝中央報告大会

【平壌4月24日発朝鮮中央通信】英雄的朝鮮人民軍創建85周年慶祝中央報告大会が24日、平壌の人民文化宮殿で行われた。金日成主席はチュチェ21(1932)年4月25日、チュチェ型の初の革命的武装力である朝鮮人民革命軍を創建した。

大会には、金永南、黄炳瑞、朴奉珠、崔龍海の各氏をはじめとする党・国家・軍隊の責任幹部、平壌市内の党中央指導機関のメンバー、党・武力、省・中央機関の幹部、朝鮮人民軍、朝鮮人民内務軍の将兵、平壌市内の機関、工場・企業所の幹部、功労者、反帝民族民主戦線の平壌支部代表、海外同胞が参加した。 デイリーNKより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...