「北朝鮮、最も危険な脅威」 米副大統領、横須賀で空母視察

来日中のペンス米副大統領は19日午前、横須賀米海軍基地（神奈川県横須賀市）を訪問した。原子力空母ロナルド・レーガン艦上で、隊員に対し「北朝鮮は最も危険な脅威だ」と強調した。そのうえで「あらゆる攻撃や核兵器の使用に打ち勝つ」と話した。
　
ロナルド・レーガンは米海軍が保有する10隻の空母のうち唯一米国外を拠点とする。全長は約332メートル。2015年に横須賀基地に配備された。現在は点検・整備中。

米国は核やミサイル開発を続ける北朝鮮への強硬姿勢を強めており、同空母を朝鮮半島近海に送るかが注目されている。今月上旬には空母カール・ビンソンをシンガポールから朝鮮半島方面に向けて航行させた。

ペンス副大統領は18日の安倍晋三首相との会談で「すべての選択肢がテーブルの上にある」とのトランプ政権の考え方を改めて伝えた。先に訪れた韓国では、北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯（ＤＭＺ）を視察した。　日経新聞より