2017年4月19日水曜日

最強爆弾投下の米批判

アフガニスタンのカルザイ前大統領は15日、米軍が過激派組織IS掃討作戦の一環として最強の通常兵器を同国に投下するのを容認したとして、ガニ現大統領を裏切り者として非難しました。

カルザイ氏はさらに、米国に反対すると明言。同氏はアフガンの最大民族パシュトゥン人に今も大きな影響力があり、ガニ氏もその一員。カルザイ氏の強力な言明は、アフガン駐留米軍を追い詰めるような政治的影響を引き起こす可能性もあります。

アフガン国防当局者は、13日同国東部ナンガルハル州で大規模爆風爆弾GBU43Bが投下された結果、およそ100人のIS戦闘員が殺害されたとしています。ただしこれは推計で、実際に遺体を確認したものではないとしています。

カルザイ氏は15日、首都カブールでの集会で、いったいどうして、原爆に匹敵するような爆弾を自国に投下させるのを米国人に対して許可できるのかと、ガニ氏を批判。政府がそれを許可したのなら、それは誤りであり、国に対する裏切り行為だと述べました。

さらにカルザイ氏は米国に反対する計画だとして、米国を私の国から追い出す事を決断したと表明しました。

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