米国トランプ政権が発足後、初となる米中首脳会談は日本時間7日朝に米国フロリダ州で開催された。
米トランプ大統領はこれまで、自らのツイッターを通じて、中国との貿易問題や北朝鮮問題について相次いで発言した。明らかにトランプ大統領はこの会談で中国との貿易不均衡の是正と、北朝鮮に対する中国側の圧力強化について交渉していく姿勢だ。
今回の米中首脳会談は開催1週間前に、両国当局がようやく正式に発表した。慌ただしい印象の今回の米中首脳会談。中国習近平国家主席は何を求めているのだろうか?
中国習近平政権が米中首脳会談を急ぐ理由
在米時事評論家の陳破空氏はこのほど、米中国語テレビ放送「新唐人テレビ」の番組で、中国習近平政権が「米中首脳会談の実現を急いだ」との見方を示した。理由は6つある。
「国際情勢に関して3つの理由がある。まず、韓国が高性能のレーダー探知機能を備える高高度防衛ミサイル(THAAD)を設置したことで、中国当局は北朝鮮だけではなく、中国の軍施設や政府機関までも探知できると強く反発した。現在北朝鮮に対して米トランプ政権は武力行使を示唆し、THAADは軍事施設破壊の前の段階である偵察と爆破攻撃の照準に有用だ。習近平政権は、米当局は将来THAADを使って、中国の軍事施設にも攻撃する可能性があるとみて危惧している」。
「2つ目は、中国当局は北朝鮮金正恩政権が存続していくことをいまだに望んでいることだ。米国と韓国が北朝鮮への武力行使を念頭に軍事演習を繰り返しているが米韓の武力行使は目にしたくない。
3つ目は、中国当局は、米国とロシアが急接近していることにも警戒している。米露が協力を強化すれば、北朝鮮問題において中国当局は不利な立場に置かれることになるからだ」「この3つの理由で、習近平政権は米トランプ政権と意思疎通し、互いの認識を確めるつもりであろう」と陳氏は述べている。
一方陳氏は、習近平政権は経済、政権と権力闘争との3つの国内情勢に関しても、米トランプ大統領との意思疎通が非常に重要だと認識しており、米国との良好な関係を望んでいると分析している。
「まず、中国経済成長が鈍化し続ける中、米国が貿易などの経済活動を通じて中国に圧力を強めると、国内経済がますます低迷する。2つ目は、グローバル化の恩恵を最大限に受けて世界2位の経済大国となった中国当局はそれと同時に、国際社会における影響力発言権も強まった。中国当局は、グローバル化の後退で経済の悪化が政治的かつ社会的不安に繋がり、現体制の維持が難しくなると懸念している。3つ目は、習近平は中国共産党内でより一層強固な権力を掌握するために、米中関係を安定させる必要があると認識しているからだ」と話した。 大紀元日本より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年4月20日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿