2017年4月19日水曜日

アメリカが後押し 中国が進める「金正恩排除」クーデター

アメリカが「中国が協力しないのなら、アメリカは中国なしで問題を解決する」──。挑発を続ける北朝鮮をなんとかしろと、トランプ大統領から強く迫られている習近平主席。コントロールの利かない金正恩には中国も頭を抱えているという。そこで中国は、正恩の“排除”に動きだすのではないのか、という臆測が広がっている。

日経新聞のコラム「風見鶏」(16日付)の記事が、朝鮮半島ウオッチャーの関心を集めている。

〈トランプ政権は発足直後、中国に「朝鮮半島の北半分は好きにしてよい」と伝えた。これが聞き込んだ噂である〉〈例えば、クーデターで金政権を倒す。米国にはハードルが高い金委員長の殺害も、北朝鮮軍にパイプがある中国ならば手の打ちようがあろう〉〈中国に汚れ役をさせることができれば、こんな楽な話はない〉

要するに、アメリカと中国が裏で手を組み、正恩の排除に動く可能性があるというのだ。この噂は幅広く流布されているらしい。実際、いざとなったら中国はトラブルメーカーの除去に動くとみられている。拓殖大客員研究員の高永竽氏がこう言う。

「中国が一番困ることは、北朝鮮が崩壊し、中国との国境沿いに米軍が駐留することです。それだけは絶対に避けたい。だから、米軍が侵攻しようとしたら、その前に自分たちの手で決着をつけようとするはずです。そもそも、暴走する金正恩には、中国もカンカンになっている。手っ取り早いのは、特殊部隊を出動させて正恩を暗殺することです。しかし、さすがに暗殺したら批判を浴びる。北の人民軍を動かしてクーデターを起こさせるはずです。正恩の逮捕、幽閉を北朝鮮の国民にやらせる。中国にとっては決して不可能なことではないでしょう」

アメリカにとっても、クーデターによって“正恩政権”が崩壊することは、ベストシナリオだという。武力で崩壊させようとした場合、リスクが大きいからだ。北朝鮮の報復攻撃によって、韓国の民間人100万人が犠牲になると試算されている。

金正恩を排除した後、中国政府は、マレーシアで暗殺された金正男の長男、金ハンソル(21)を担ぐ可能性が高いという。現在、ハンソルはアメリカ国内で保護されている、という話も流れている。

「正恩は金正日の三男ですが、ハンソルは金日成―金正日―金正男と続く金王朝の直系です。北朝鮮は儒教色が残り、権力は直系の長男が継ぐべきだという考え方が強いだけに、ハンソルは国民から歓迎されるはずです。北朝鮮の幹部は、これまで140人以上を粛清してきた正恩を恐れ、面従腹背なだけになおさらでしょう」(高永竽氏)

金正恩が6回目の「核実験」に踏み切った時、アメリカが空爆する前に、習近平が政権転覆に動く可能性がありそうだ。  ライブドアニュースより                           

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...