2017年4月22日土曜日

中国警備艇、比漁船に発砲 南沙諸島に近いEEZ内 比側は抗議へ

フィリピンのロレンザーナ国防相は21日、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に近い自国の排他的経済水域(EEZ)内で、フィリピン漁船が3月27日に中国の警備艇から威嚇射撃を受けた疑いがあるとして、外交ルートを通じ中国側に抗議する意向を示した。
 
フィリピンのドゥテルテ大統領は昨年10月、中国を訪問し、国連海洋法条約に基づく仲裁裁定を「棚上げ」。中国は見返りに、同海でのフィリピン漁民への妨害を自粛してきた。だが同海の領有権をめぐり、両国は最近、再び対立色を強めている。

漁民らによると、フィリピン漁船の周囲を中国の高速艇が旋回し威嚇射撃を行い、海域から出ていくように命令。負傷者はなかった。妨害は中国海警局によるもので、現場海域で中国が新たな構造物を建造しようとしていることが背景にあるとみているという。

ロレンザーナ氏は21日、自国が実効支配するパグアサ島に記者団を同行させ軍用機で上陸し、滑走路の補修などを進める考えを表明。中国はこれに反発し、近くの人工島から同機に対し「警告」を発したという。 産経ニュースより

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