2017年12月1日金曜日

北朝鮮船を立ち入り検査 武器などは見つからず

第1管区海上保安本部(小樽)は30日、津軽海峡を漂っていた北朝鮮の木造船に座礁の恐れがあるとして、北海道南部沿岸の安全な海域まで巡視船でえい航した上で、立ち入り検査した。海保の要請を受けた北海道警の捜査員も立ち会った。
 
1管や道警によると、乗員は北朝鮮籍の男性10人で、いずれもけがはなく、帰国を希望している。
 
「上陸しないと死ぬ」
 
乗員らは「出漁中だった約1カ月前に船のかじが故障し、漂流していた」と説明。荒天のため北海道松前町沖の無人島、松前小島に一時避難したといい「流されてきて島を見つけた。上陸しないと死ぬと思った」と話している。船内から武器などの危険物は見つかっていない。 
 
1管は12月1日も検査を続け、乗員や船の扱いを関係機関と協議する。
 
1管の航空機などが28日に松前小島の避難港近くで人影や船を確認し、29日午前には船が松前町沖を漂っているのを見つけた。
 
その後、津軽海峡を東に流され、青森県大間町沖で座礁する恐れがあったため、巡視船が30日、北海道知内町沖約6キロの海上までえい航した。産経ニュースより

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