2017年12月29日金曜日

トランプ氏「中国には非常に失望」 北朝鮮への石油供給で

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は28日、中国が北朝鮮への石油供給を断ち切ることができていないと批判し、こうした状況では「友好的な解決」にはつながらないと強い口調で指摘した。
 
北朝鮮問題をめぐる中国の対応には、しばしば歓迎する姿勢を見せていたトランプ氏だったが、この日のツイッター(Twitter)では、「現場を押さえた。北朝鮮に石油が送られるのを中国が許していることに非常に失望した」と述べた上で、「これが続けば北朝鮮問題で友好的な解決などありえない!」と強調した。

トランプ氏は、北朝鮮問題を解決するために軍事行動も辞さないといった姿勢を直接示しているわけではないが、米政府はここ数か月、仮に戦争が起こった場合、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)体制は「完全に破壊される」と警告している。

韓国の朝鮮日報(Chosun Ilbo)は今週、複数の同国政府筋の話として、10月以降、中国の船舶が北朝鮮の船舶に数十回にわたり石油を売却しているのを米国の衛星が発見したと報じている。

トランプ氏のツイッターの投稿内容が、こうした報道、または米国の機密情報を指しているのかは定かではなく、北朝鮮に対する制裁に直接違反していると中国を非難しているのかも分からない。

国連安全保障理事会(UN Security Council)は先週、対北朝鮮の追加制裁決議案を、中国を含む全会一致で採択した。新制裁では、北朝鮮への石油精製品の年間輸出上限量を従来の200万バレルから75%減の50万バレルに引き下げ、原油の年間輸出量にも400万バレルの上限を設けるほか、金政権の外貨収入源となっている国外の北朝鮮労働者には2019年末までの送還が命じられている。(c)AFPより

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