2017年12月28日木曜日

日本の農家で2年半働いている中国女性、その暮らしぶりは

近年急速に経済が発展した中国。都市部の生活が華やかになる一方で、地方ではまだまだ発展途上の暮らしをしている人たちが数多く存在する。中国メディア・今日頭条は25日、中国に幼い娘を置いて日本の農村で2年半働いている中国人女性が語る日本での生活について紹介する記事を掲載した。

記事が紹介したのは、江西省からやって来た女性。「日本の仲介機関を通じて3年契約を結んでおり、現在すでに日本で2年半生活した。あと半年で帰国する予定だ。日本ではビニールハウスで青じそを栽培する仕事に従事している」とした。

女性は「すでに現地の生活環境には慣れている。仕事は至ってシンプルで、育てたシソの葉を摘み取り、サイズを揃えて並べ、輪ゴムで茎の部分を縛って箱に入れるのだ。1日7-8時間、週5日働き、残業があれば1時間1200円の手当がつく。1カ月の稼ぎは20万円弱ほどになり、以前広東省でアルバイトをしていた時よりもはるかに多い。ただ、家からあまりに遠いため、日本にやって来てから1度も帰国していない」と語っている。

また、日本の生活環境については「とても良い。空がとても青い。週末に用事がないと、社長が自動車でいろいろな所に連れて行ってくれた。日本の農村はとても豊かで、みんな独立した大きな一軒家に住んでいる。そして、彼らはさまざまな草花を植えるのが好きだ。通りはとても清潔に保たれていて、見ていてとても気持ちがいい」とした。夏には社長に花火大会に連れて行ってもらったとのことだ。

女性は、「あと半年で帰国する。本当はあと2年続けようかとも考えたのだが、家に残してきた親や娘が気がかりなので。家を後にした時は、まだ歩くこともできなかった娘がもうすぐ幼稚園に行く。娘が恋しくて仕方ない」という心境も吐露している。

文章や写真を見る限り、この女性は日本で充実した生活を過ごしたようだ。日本での労働をめぐってはしばしばトラブルが取り沙汰されるが、日本の農村にまじめに働きにやって来る中国の人たちが、みな彼女のような充実した日々を過ごせていることを願いたい。サーチナより

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