2017年12月28日木曜日

正恩氏「生物・化学兵器」で暴走の可能性

国連安全保障理事会は先週末、北朝鮮に対する新たな制裁決議案を全会一致で採択した。朝鮮半島情勢は年末も緊迫したままで、北朝鮮が近く人工衛星の打ち上げを偽装して、弾道ミサイルを発射するとの情報もある。米国は新年早々、FBI(連邦捜査局)のテロ対策要員(約30人)を韓国に派遣するという。関係者が警戒する「生物・化学兵器」情報とは。ジャーナリストの加賀孝英氏による最新リポート。
 
「FBIのテロ対策チームは、2001年の米中枢同時多発テロでも活躍したプロ中のプロだ。韓国内で対北朝鮮工作を展開するCIA(中央情報局)要員と協力して、2月開幕の平昌(ピョンチャン)冬季五輪でテロが起きないように、あらゆる手段をとるようだ」

旧知の米情報当局関係者は、こう語った。

実は、大変な動きがある。ならず者国家・北朝鮮が、「核・ミサイル」だけでなく、「生物・化学兵器」でも暴走する可能性があるのだ。以下、複数の米軍や情報当局関係者から入手した驚愕情報だ。

「10月中旬から、北朝鮮国内の化学者が、特定の肥料工場に動員されている。工場では、猛毒のVXガスや、炭疽(たんそ)菌、天然痘、ペストなどの『生物・化学兵器』が大量生産されている」

「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、米国と軍事衝突する場合、日韓両国の米軍基地周辺で『生物・化学兵器』による攻撃を仕掛け、米軍の戦闘意欲を喪失させる作戦を立てている」

「朝日新聞」は20日朝刊で、「炭疽菌、ICBM搭載実験か」「北朝鮮 耐熱・耐圧装備試す」という見出しの記事を掲載した。北朝鮮が炭疽菌をICBMに搭載する実験を始めたこと、米国が18日に公表した「国家安全保障戦略」で、北朝鮮の生物化学兵器が《米国を脅(おびや)かしている》と記述したのはその影響だ、と報じた。

だが、驚かないでいただきたい。情報はこう続いている。

「ICBMなど必要ない。北朝鮮はイザとなれば、生物兵器に感染した人間や、身体に化学兵器を巻いた人間を送り込んでくる。『すでに自爆テロ決死隊が結成された』という情報がある」

国連安保理は22日(日本時間23日未明)、北朝鮮への新たな制裁決議案を全会一致で採択した。「これ以上、暴走は許さない」という全世界の意志だ。だが、正恩氏は追い詰められ、狂気に走っている。

外事警察関係者はこう明かした。

「日本海沿岸に連日、北朝鮮の木造船が漂着している。北朝鮮の工作員が、何らかの武器・兵器を持って潜入する可能性は否定できない。当局は厳重警戒態勢をとっている」
夕刊フジより

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