2017年12月31日日曜日

取るに足らないはずの「ネジ」や「ボルト」

高速鉄道や原発、宇宙開発、スーパーコンピューターなど、中国の一部の産業における技術力は世界と肩を並べる水準となった。その一方で、日用品などの中国製品はまだ「安かろう悪かろう」というイメージから脱却できていないのが現状であろう。

ネジやボルトは我々消費者にとっても非常に身近な製品であると同時に、あらゆる工業製品に必要不可欠な部品の1つだが、中国は精密さが求められる工業製品の製造において、日本や米国からネジやボルトを大量に輸入しているのが現状だという。

中国メディアの今日頭条は26日、多くの中国人消費者がボルトに対して抱くイメージは「生活のなかで身近に存在する、取るに足らないもの」というものだと伝える一方、中国はそのボルトを大量に日本から輸入していると伝え、「なぜ中国は取るに足らないボルトを自ら生産しないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

記事は、中国では10元(約172円)もあれば大量にまとめ買いすることができるほど、ボルトやナットは身近で安価な存在であると指摘し、中国も高い精度が求められないボルトならいくらでも生産できると紹介。だが、航空機などに使用される「寸分の誤差も許されない、高い精度が求められるボルト」となると、中国国内では生産できないのが現状であると指摘した。

なぜなら、航空機などに使用されるボルトは、長期間使用しても腐食しないこと、高い強度を持ち、使用中に緩まないことなど非常に高い基準と精度が求められると指摘する一方、中国はこうした高性能なボルトの生産技術がなく、技術は日米などの企業が独占的に持っているため、日本や米国から輸入せざるを得ないのだと論じた。サーチナより

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