2017年12月27日水曜日

北の新人工衛星、移動式発射台で近く発射計画

北朝鮮が近いうちに人工衛星を打ち上げる計画を樹立したという諜報を軍と情報当局が入手し、集中監視に入ったと、韓国政府の当局者が25日伝えた。

この当局者は「最近、複数の経路を通じて、北が新しい人工衛星を製作し、名前を『光明星5』に決めたと把握している」とし「カメラと通信装備が搭載された人工衛星(偵察衛星)を打ち上げるというのが北の計画」と説明した。続いて「今まで北は『宇宙の平和的利用』という名分で衛星を4回打ち上げたが、機能していない」と述べた。

北朝鮮は25日付の労働新聞で「平和的な宇宙開発は主権国家の合法的権利」と主張するなど、今月に入って同紙で3回も「宇宙開発」に言及した。

衛星発射は長距離ロケットを使用するという点でミサイル発射実験と技術的にほとんど差がなく、周辺国には安保の脅威となる。

科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員は「長距離ロケットに人工衛星の代わりに弾頭を搭載し、大気圏に再進入(re-entry)することになれば長距離ミサイルとなる」とし「長距離ロケットと大陸間弾道ミサイルは事実上同じ技術」と説明した。

情報当局は北朝鮮が東倉里(ドンチャンリ)で衛星を打ち上げるのではなく、移動式発射台(TEL)を使用することも検討中と把握している。李春根委員は「移動式発射台で人工衛星を打ち上げる例はほとんどない」とし「理論的に不可能なことではない」と述べた。

国連安保理は2006年7月の決議(1675号)で、北朝鮮の弾道ミサイル技術を適用した飛翔体の活用など人工衛星の打ち上げも禁止している。中央日報より

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