今年話題を呼んだ日本のテレビ番組の1つに、テレビ東京系列で放送された「池の水ぜんぶ抜く」シリーズがある。日本各地にある大きな池の水を抜き取って、その中にいる在来種の生物を保護するとともに、生態系の破壊につながる外来種を捕獲するという斬新かつダイナミックな内容だ。
中国の浙江省杭州市でこのほど、この番組のような「水抜き」が行われたようだが、干上がった底から出てきたのは日本では考えられない物だった。中国メディア・鳳凰網が21日報じた。
水が抜かれた川の底から出てきたのは、大量のシェアリング自転車だった。記事は「杭州市の三塘小区付近を散歩していた市民が、側を流れる川にたくさんのシェアリング自転車があるのを見つけた。この川は、もともと水が流れていたが、近ごろ行われている工事の関係で水を全部抜いたのだ。水を抜いていったところ、川底に埋まっていた自転車がどんどん出現してきたのである」と伝えた。
川底の泥に刺さるように埋もれていた自転車の中にはサビも見られるとのこと。どうやら、川に捨てられてからある程度の時間が経過していたようだ。21日に、この市民が同じ場所を訪れたところ、川にあった自転車は全て抜き取られ、公園の緑地部分に並べられていたという。付近の住民は「自転車は数十台くらいあった」と語っている。
日本でも一部地域で始まっている中国伝来のシェアリングサイクルサービス。本場中国ではどこでも乗り捨てができることが大きな魅力になっているようだが、使った後に川に放り投げてしまうというのは「乗り捨て」にも程がある。今の中国では、池や川の水を抜いて外来種を探す前に、投げ込まれた自転車を取り除く作業が必要のようだ。
サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年12月25日月曜日
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