2017年12月24日日曜日

韓国の人気車種で相次ぎ“異常現象”、走行中にギアが勝手に5段に固定

2017年12月22日、韓国日報によると、韓国の自動車メーカー現代(ヒュンダイ)・起亜(キア)自動車の一部のモデルに搭載された8段自動変速機が突然5段に固定される現象が発生している事が分かった。

この現象は今年4月頃から「グレンジャーIG」(現代自動車の大型セダン)の一部同好会で知られており、同好会の掲示板には、グレンジャーIG のオーナーを中心に走行中に変速機が突然5段に固定されたり、停車後の出発時に変速が行われていないなどの異常を訴える文章が掲載されていた。

当初、現代・起亜自動車は、その原因としてミッションオイルが十分に予熱されていない状況での走行や、自己診断装置(OBD)機能が搭載された「イベントデータレコーダー」の電子制御装置の干渉と判断したが、グレンジャーIGだけでなく、8段自動変速機を搭載した「ソレント」(起亜自動車の中型SUV)、「マックスクルーズ」(現代自動車のクロスオーバーSUV)など他の車種でも同問題が発生しており、最終的にミッション制御装置(TCU)の異常によるものと結論を下した。

同問題への対応として、9月ごろから無償でTCUの更新を進めているが、更新後もまだ同問題が発生している事から、現代・起亜車はクルーズコントロールスイッチ、スピードセンサーなど、トランスミッションからの異常感知信号以外の信号異常時にも一種のセーフモードに入り5段ギアの固定現象が発生する事があると説明している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「今の車でオイルが十分に温まるまで暖機運転が必要だなんて聞いたことがない」「現代自動車には8段変速機の技術がないって事だ」「問題が発生してからその対策をする。いつも対処療法だ」「一言で言って未完成車じゃないか」など、現代・起亜自動車グループへの批判の声が多く寄せられた。

また、「1段ギアの車だね」と、現代・起亜自動車グループを皮肉る声もみられた。

その他に「車には乗らないのが一番だ」とするコメントもあった。

エキサイト・ニュースより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...