博多から東京に向かっていた東海道・山陽新幹線の台車に亀裂が見つかった問題で、当日の運行前にJR東海が行った目視の点検で台車に異常は確認されなかったとして、JR東海は超音波検査の導入などを検討し、点検の強化を図る考えを明らかにしました。
今月11日、博多から東京に向かっていた東海道・山陽新幹線「のぞみ34号」の台車に亀裂が見つかった問題で、その長さはおよそ14センチに達し、あと3センチで台車が破断するおそれがあったことがわかっています。
亀裂が入った台車は運行前の当日午前2時ごろ、東京の車両所でJR東海の担当者が目視で点検を行いましたが異常は確認されなかったということです。
これを受けJR東海の柘植康英社長は20日の記者会見で、今後の対策として、より入念な目視点検を行うほか、超音波検査や台車の内部を見ることができるスコープを使った検査の導入を検討する考えを明らかにしました。
これを受けJR東海の柘植康英社長は20日の記者会見で、今後の対策として、より入念な目視点検を行うほか、超音波検査や台車の内部を見ることができるスコープを使った検査の導入を検討する考えを明らかにしました。
また線路に設置したセンサーで、台車の異常を検知するシステムの増設も検討するとしています。
国の運輸安全委員会は、一般的には1回の走行で亀裂が進行するとは考えにくいとする見解を示していて、JR東海は点検の強化を図ることで亀裂の早期発見につなげたい考えです。NHKニュースより
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