2017年3月12日日曜日

米新入国令禁止差し止め

【ロサンゼルス=時事】米西部のワシントン州は9日、イスラム圏6ヵ国からの入国を禁止する新たな大統領令について、違憲だとして執行差し止める申し立てを行うとシアトル連邦地裁に訴状を提出しました。1月に執行された入国禁止令は、修正に追い込まれましたが、新たな入国禁止令を巡ってもトランプ政権と同州が法廷で全面対決することになります。

新しい入国禁止令に関しては、ハワイ州が8日執行差し止めをホノルル連邦地裁に申し立てていました。入国禁止措置は16日から実施されます。

ワシントン州のファガーソン司法長官は記者会見で、新たな大統領令も州内の大学や企業活動に影響が出る恐れがあると指摘。イスラム教徒入国禁止令であり、当初の大統領令と同じ違法な要素を含んでいると批判しました。

ワシントン州は1月、当初の入国禁止令について、違憲だとしてシアトル連邦地裁に提訴。2月に地裁が暫定的な差し止めを認めました。このため、新たな提訴はせず2月差し止め措置を新入国禁止令にも適用するように求めています。既に訴訟に参加しているミネソタ州の他、ニューヨーク、オレゴン、マサチューセッツの3州も原告に加わる意向だといいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...