2017年3月20日月曜日

福島第一原発

東電は18日、福島第一原発1号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の状況把握に向け原子炉格納容器内部のロボット調査の作業を再開しました。調査は21日までの4日間の予定。

1号機は、核燃料の大半が圧力容器から溶け落ち、構造物と混ざってデブリが形成され格納容器の底部に広がっているとみられます。

調査は格納容器底部に滞留する放射能汚染水の中に、水中カメラと線量計を先端に取り付けたケーブルをロボット本体から垂らし入れて、映像撮影と放射線量測定をする計画です。

当初は14日から始める予定でしたが、ロボット投入口の装置に不具合が生じ中断していました。

格納容器外側のロボットの投入口付近の放射線量は、毎時約4ミリシーベルト。原子炉建屋内にあるロボット操作室では同約0.1ミリシーベルトといいます。作業員の計画線量は、1日あたり2.5ミリシーベルトです。

ロボット調査とは別に、格納容器底部の放射能汚染水に含まれる浮遊物を採取する計画です。

1号機格納容器内部のロボット調査は2回目。2015年の調査では、ロボット2台を投入。ロボットが足場の溝にはまり動けなくなり、カメラ映像も高い放射線量により確認できなくなりました内部の放射線量は、最大毎時9.7ミリシーベルトを測定しました。

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