2017年3月27日月曜日

将来像なきEU崩壊に向かう恐れ

フランシスコ・ローマ法王は24日、バチカンを訪問した英国を除く欧州連合(EU)27ヵ国の首脳らに対し、EUが結束の原則に基づく新たな将来像を描けなければ、崩壊に向かう恐れがあると警鐘を鳴らしました。

27ヵ国首脳は25日にローマで会合を開き、英国の離脱後を見据えたEUの将来像をうたう、ローマ宣言を採択します。法王の発言は、実効性のあるEUの取り組みを促した形です。

AFP通信によると、法王は組織が方向性を失い、将来に備えることができなければ退化し、長期的には死に向かうリスクにさらされると述べました。

また、法王は、中東などからの難民・移民の大量流入や勢いを増すポリュリズムといった問題を放置すれば、致命的な結末を招きかねないと強調。特にポリュリズムの台頭について、最も効果的な対策は各国が結束することだと説きました。

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