2017年3月17日金曜日

サンゴは叫ぶ

近年、世界中のサンゴ礁で問題になっている、白化現象は、地球温暖化による海面水温の上昇が原因であることがはっきりしたと、オーストラリア・ジェームズクック大学の研究グループが15日付けの科学誌ネイチャーに発表しました。研究グループは地球温暖化を防止するための迅速な行動が必要だと訴えています。

白化は、サンゴに共生する褐虫藻が減少して、サンゴが白くなる事。褐虫藻の光合成に頼って生きているサンゴは白化が長期間続くと死滅します。

研究グループはオーストラリア大陸の北東の沿岸に南北に続く世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフで、1998年、2002年、16年に起こった3回の白化現象を調査しました。16年は、調査した1156カ所の90%異常で白化が起こったことが確認され、以前の2会に比べて、非常に深刻だったと分かりました。

人工衛星によるデータを基に被害が大きかった場所の水面温度を調べたところ平年値より8度以上高い状態が数週間続いたところでは7090%が白化するなど、水温の高さが白化の原因である事を示しています。また、白化が目立った北部に比べて水温が低い南部で白化しない場所が多かったことも、それを裏付けています。

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