2017年3月23日木曜日

セウォル号の船体の一部が海面に浮上、沈没から3年引き揚げ作業が進展

韓国南西部の珍島(チンド)沖で引き揚げ作業が進む旅客船セウォル号の船体の一部が23日、沈没から約3年ぶりに海面上に浮上した。2014年4月の沈没事故では、高校生ら295人が死亡、9人が行方不明となった。
 
韓国海洋水産省によると、23日午前3時45分ごろ、水面上に船体の一部が現れたのが確認された。その後、赤黒く変色した船の側面部分も姿を現わした。

同日中にも海面から13メートルの高さまで持ち上げる。半潜水式運搬船に移し替え、最終的には約87キロ離れた木浦(モクポ)の港に陸揚げする方針。

セウォル号は、深さ約44メートルの海底に横倒しで沈んでいた。22日から2基の大型台船の油圧ジャッキで、船底部分とつないだ計66本のワイヤを巻き上げる本格的な作業に入った。

行方不明者の家族らは、現場近くで夜通し作業を見守った。船体の陸揚げ後、行方不明者の捜索や船体の調査が本格化する。  産経ニュースより

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