2017年3月22日水曜日

トランプ陣営・ロシアの共謀疑惑、捜査中

連邦捜査局(FBI)のコミー長官は20日の米下院情報委員会の公聴会で、昨年の大統領選挙での共和党・トランプ陣営とロシアとの共謀疑惑について捜査していると明らかにしました。また、オバマ前大統領が大統領選挙期間中にトランプタワーを盗聴しているとするトランプ大統領の主張について裏付ける証拠がないと証言しました。

コミー氏はトランプ陣営とロシアの間に協調があったかを含め、FBIは昨年の選挙へのロシアの干渉を捜査している事を明言。犯罪行為があったかどうかも捜査していると語りました。捜査の詳細は進行中などで理由を明らかにしませんでした。

情報機関を統括する国家情報長官室は1月、ロシアの情報機関が民主党全国委員会などのメールを内部告発サイト、ウィキリークスに流出させたと断定し、トランプ氏を大統領選挙で勝たせるのが目的だったと結論付けました。

一方、トランプ氏が3月4日、ツイッターの投稿で、証拠は示さずオバマ前大統領が昨年10月、トランプタワーの通信を傍受していたことが分かったと主張したことについて、コミー氏は、投稿を裏付ける情報は持ち合わせいないと述べました。

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