2017年3月31日金曜日

論評:小細工はわれわれに通じない

米国が、わが共和国を相手に小細工を弄している。

先日、米国務省の高位関係者は、現在、検討中の対朝鮮政策案からわれわれを先制攻撃する方案を除外することにしたと「公式」に唱えた。

その言葉を「立証」でもするかのように御用メディアも、「北朝鮮を見つめる米国の視覚が弱まった」と一斉に報じた。

血のついた牙で噛み千切るのが本性であるオオカミがヒツジの鳴き声を出しているのだから、見ものだと言わざるを得ない。

米国が吹いている「先制攻撃案除外」ほらは、われわれの超強硬対応態勢をどうしてでも和らげ、不意の核先制攻撃で対朝鮮征服を実現してみようとする欺まん術策にほかならない。

世論欺まん戦で相手の気を緩ませ、自分らに対する幻想を抱かせた後、先制攻撃の方法で襲い掛かるのは、すでに久しい前から米国が使ってきた常套的侵略手口として別に驚くべきことではない。

米国は1950年6月24日、米大統領と南朝鮮占領米軍事顧問団団長をはじめ好戦狂らの週末休息旅行について宣伝する一方、李承晩徒党をあおり立てて南朝鮮かいらい軍の3分の2が外出した状態にあり、一線の将校と陸軍本部の高位人物が将校クラブで遊興を楽しんでいるというような偽り報道を流すようにした後、25日に宣戦布告もなしに朝鮮戦争を挑発した。

新世紀にあったイラク戦争前夜にも、米国はイラクの軍隊と人民の中で抵抗意志を弱化させ、米軍に対する幻想を抱かせる目的の下で、毎日それぞれ異なる5つの周波数で17時間ずつイラクに対する謀略的な宣伝攻勢を加えた後、巡航ミサイルによる先制攻撃で戦争を開始した。
「先制攻撃案除外」ほらの欺まん性は、悪の帝国が追求している対朝鮮軍事作戦計画の内容と攻撃手段の性能、展開状態を通じてさらに明白にあらわになっている。

今、米国は「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習をわれわれの最高の首脳部と核およびミサイル基地をはじめとする主要戦略的拠点の「精密打撃」に焦点を合わせた「作戦計画5015」「4D作戦計画」のような先制攻撃シナリオに従って行っている。

演習に投入した核戦略資産について「理想的な先制攻撃手段」であると公然と唱えており、悪名高い殺人鬼の群れを駆り出してわが革命の首脳部を狙った「特殊作戦」訓練まではばかることなく行っている。

最近、米国の政策作成者の間で先制攻撃は隠密に推進されなければならないという主張まで出た事実は、米国の対朝鮮圧殺野望と先制攻撃戦略は過去も現在も変わっておらず、現在流している世論はまさに、武力侵攻の前奏曲であることをはっきりと実証している。

米国が三文の値打ちもない小細工でわが軍隊と人民の報復一念を揺すぶり、国際社会もたぶらかすことができると思うなら、それは誤算である。

われわれ(ペク)(トゥ)(サン)革命強兵は、侵略と挑発の本拠地を核の照準鏡の中に入れて敵対勢力の一挙一動を鋭く注視している。

われわれに対する先制攻撃のいささかの動きでも見せるなら、わが革命武力は先制的な核強打で敵を懲罰するであろう。

米国は、無謀な先制攻撃企図が招く破局的結果についてはっきり知り、軽挙妄動してはいけない。

朝鮮中央通信

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