朴前大統領21日聴取

韓国の検察は15日、朴槿恵前大統領を、収賄などの容疑者として事情聴取することを決め、同氏側に対し21日午前9時30分に出頭するよう要請しました。収賄の他、職権乱用、強要、公務上機密漏洩など計13の容疑について、朴氏を厳しく追及する構えです。

韓国メディアによると朴氏の弁護士は、検察の要求した日に出席し、誠実に捜査を受けると表明。しかし、朴氏は12日、真実は必ず明らかになると信じていると潔白を主張する声明を出しており、容疑を否認するとみられます。

朴氏は、親友民間人女性、チェ・スンシル被告と共謀し、サムスン電子副会長イ・ジョヨン被告から巨額の賄賂を受け取るなどした疑いが持たれています。

10日に憲法裁判所の決定で罷免された朴氏は民間人となり、憲法84条の不起訴特権を失いました。韓国の大統領経験者が捜査を受けるのは4人目です。