2017年6月8日木曜日

巡航ミサイル数発発射か=4週連続、日本海へ-「日本まず焦土化」と威嚇・北朝鮮

【ソウル、ワシントン時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は8日、東部・元山から日本海に向けミサイル数発を発射した。短距離の地対艦巡航ミサイルと推定され、約200キロ飛行したという。北朝鮮がミサイルを発射するのは4週連続となる。米国防総省当局者は、ミサイル発射直後の評価として「弾道ミサイルではない」と述べた。
北朝鮮外務省は4日、国連安全保障理事会が北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、制裁決議を採択したことを「悪辣(あくらつ)な敵対行為」と非難。今後も「多発的、連続的に」発射すると予告していた。
8日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮平和擁護全国民族委員会の報道官は7日、声明を出し、安倍晋三首相や稲田朋美防衛相らが、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)や、シンガポールで開催されていたアジア安全保障会議などで「わが国の自衛的国防力強化に言い掛かりをつけている」と批判した。「今のように日本が騒ぎ立てるなら、有事の際には米国よりも先に日本の領土が焦土化され得ることを知るべきだ」と警告していた。

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