2017年6月20日火曜日

日本製には必ずあるものが中国製にはない

2015年の春節(旧正月)連休期間中には、中国人観光客の「爆買い」が連日メディアをにぎわした。温水洗浄便座や炊飯器など、品質が良いことで中国人観光客に大人気のメイド・イン・ジャパンだが、大連交通大学の杜紹春さんはソーセージからメイド・イン・ジャパンの良さを感じたようだ。

初めて日本の製品について考え始めたのは、大学に入り、日本語を勉強し始めてからでした。日本人は自社の製品品質に対して、絶えず厳しい要求をし、絶えず改善を求め続けます。こうした風土から生産される日本製品やサービスは、海外で称賛されないものはありません。多くのメイド・イン・ジャパンに接触した後で、メイド・イン・ジャパンという標識が付いている製品を見ると、いつも心地良い気持ちになります。それは、見た目が精巧で美しいというだけでなく、使い勝手がとてもいいからです。日本製品の生産者は、製品を製造するにあたり、お客さん本位に、細かい点まで検討し尽くしているのです。

一つの例を挙げましょう!先日、私は何人かの友達と日本人の先生と一緒に遊びに行きました。昼食の時間、友達はソーセージを出しました。しかし、ソーセージの包装には開けるための切り口がなくて、どのように開けるのか全く見当がつきませんでした。歯を使ってかんで開けると不衛生だし、みっともないことです。それに、そのときは誰も刃物は持っていませんでした。結局、その頑固な包装を開けることはできませんでした。

そのとき、日本人の先生は「もしも日本の製品なら、絶対にこのようなことが起きるはずがない。ほとんどの人は屋外で食事をする時、手元に道具がないでしょう?生産者はそのことを知って、必ず包装に切れ込みを入れるでしょう」と言いました。私は深く共感しました。日本製の食品を手にしたときは、毎回決まって「小さな切り口」を見つけることができます。日本における商品生産者の、お客さんに対する細やかな思いが、このような些細な形状に現れています。

中国でも、製品を作るにあたり、この小さい切り口をつけようと思えば、すぐにつけられることでしょう。しかし、それをなぜしようとしないのでしょうか。私は、ソーセージを見るたびに情けなくなります。こうした例から分かることは、日本の民族はやはり多くの点で、私たち中国人にとって、学ぶに値する多くの美徳を持っています。

いま、私たちは「長所を取り入れ、短所を補う」精神が必要です。私たちは謙虚に、教えてもらう心を持って、相手の優秀なところを学び、自分の欠点を補うことで、今後の進歩が期待できると思います。生産者が消費者の立場に立った製品を作ることで、消費者は初めて金銭の額に見合う商品、サービスを享受したと実感できるからです。

レコードチャイナより

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