2017年6月8日木曜日

中国「潜水艦70隻態勢に」=国外に拠点、活動拡大へ

【ワシントン時事】米国防総省は6日、中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書を公表し、中国海軍が2020年までに潜水艦69~78隻を保有すると予想した。同省によれば、現在の保有艦数は63隻。報告書はさらに、中国海軍が国外に拠点を開設し、着々と活動領域を拡大していると警告している。
報告書は「潜水艦隊の近代化を中国海軍は優先している」と強調した。20年代前半には弾道ミサイルを搭載可能な次世代戦略原子力潜水艦の建造が始まり、今後10年の間には海軍の対地攻撃能力を向上させる新型の攻撃型原潜も建造されると見込んでいる。
中国海軍は4月、初の国産空母の進水式を遼寧省大連で行ったばかり。20年までには本格運用が可能になり、潜水艦群と合わせ、外洋展開能力を格段に向上させることになりそうだ。習近平指導部は「海洋強国」を掲げており、報告書は、中国が経済減速にもかかわらず、海軍増強に向けて国防予算の増強を続けると予想している。
日本の安全保障にも大きく関係する南シナ海や東シナ海では、海軍艦艇ではなく、中国海警局や漁船などを係争中の海域に派遣している点を取り上げた。「(他国との)紛争に至らない程度に計算された高圧的手法」で領有権の主張を通そうとしていると批判した。 JiJi.comより

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