画像は「YouTube」より
ロシア地方紙「シベリアン・タイムズ」が報じたところによると、仏教僧のミイラは、今月27日にウランバートル西部に位置するソンギノ・ハイルハン地区で見つかった。場所の詳細は明かされていないが、発見時には、牛か馬もしくはラクダの皮に包まれて保護されていたという。
今後ミイラはウランバートルの研究所に運ばれ、専門家による科学的調査が行われる予定となっている。初動調査を担った専門家たちは、仏教僧が死後200年ほど経過していると考えているようだ。さらに驚くべきことに、この仏教僧は、ロシア連邦ブリヤート共和国で即身仏となったチベット仏教のラマ(高僧)、ダシ=ドルジョ・イチゲロフの尊師である可能性もあるとのこと。
実はロシアは、歴史的にチベット仏教を信仰する少数民族を抱えている。1852年に生まれたダシ=ドルジョ・イチゲロフは、当時のロシア帝国領内でも最高の仏教指導者として君臨した人物だ。今回発見されたミイラが、本当にその師匠であるとしたら、これは大きな発見である。ミイラが見せる穏やかで平和な表情の意味に思いを馳せつつ、続報に期待したい。トカナより
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